THE THING(遊星からの物体X)カーペンター版のボードゲーム
結構前の話になりますが、年明けにTHE THINGというアメリカ製のボードゲームを購入し、プレイしました。
タイトルでおわかりのように、遊星からの物体X(しかもジョンカーペンター版)のストーリーをもとにしたボードゲームです。
狂気山脈が好きな方やSFに限らず映画がお好きな方には怒られてしまうくらい雑いストーリー説明をすると、南極にある観測基地に、ちょっと可哀想なワンコが迷い込みます。犬小屋に入れておいたそのワンコはちょっと可哀想なので、可哀想な宇宙的な名状しがたい病気に感染しています。人間にうつる病気だと解った時にはもうすでにその人たちの中に保菌者が…的なお話です。
盤面は基地の間取り図。プレイヤーはひとりひとり、映画の登場人物に忠実に、なんらかのアド的な能力(脳筋とかメカどうのとか)をもちつつ他の人との属性的なカラーグループで分けられています。そしてその中に感染者がいます。
要は、人狼的な「正体バレないように潜伏」と 脱出ゲーム的な「協力して探索し、物体やっつけつつ道具とか集めて脱出」 が混ざったゲーム、というとわかりやすいですかね 「お邪魔もの」の、それぞれにキャラ属性があるみたいな。
ヒューマンサイドはヒューマンだけを脱出に導けたら勝ち。感染者側は解りにくいように協力を妨害し、脱出失敗に導く。もしくは感染者が混じった状態で脱出(ヘリポートには、プレイ人数に合わせた脱出上限人数が決まっています)
感染者は、あからさまに非協力的だとバレますが、バレてもきちんと協力しても脱出時に一人でも感染者が混ざれば(たとえ途中でだれかバレて取り残されたとしても)感染者の勝ちなのと、途中エリアのアンロックの際に感染拡大の可能性があるので、最初ヒューマンで後半から感染側、という可能性もあります。
そうかくとものすごい感染者有利な感じがしますが、途中血液検査ができるアイテムが出てきたりするのでそこそこバランスは取れているような気がします。
まだ日本語版での発売がないので、ルルブやカードを手探りで読みつつプレイしましたが、また改めていくつかのテストプレイを行い、今度はるこんでいつもの作家さんたちと一コマ使ってプレイする予定です。