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台湾の取材①

池澤さんと書かせていただいた本の発売日が変更になっています(アマゾン


予約いただいていた方、すみません。今回のものはいろんな大変な時期と重なってしまってはいますが、それだけ重要な意味があると思いながら制作しています。(内容はまったくもって文化系旅本です)ぜひぜひ。





今回の取材で、向こうで雑誌を作ってる方にお話をききましたが

(今は台湾でも雑誌不況などが大変だそうです)

ただ、ちょっとびっくりしたのは

ずっと、オンラインとテキストの並行で雑誌を展開している方が言うには


「最近の若い人は、短い文章でビジュアルで……という感じではなく、長い文章でしっかり意見が書かれたものが読みたいというニーズが高まっている」


とのことでした。これは私も意外に思いました。逆じゃん、と。


いま、そこでは

・映像などビジュアル主体はweb、

・紙の雑誌はしっかりした書き手が書いた長い文章。

という展開の仕方をしているようです。


そのため、そのカルチャー雑誌はグラビアページを減らし、「すこしライトな文芸誌」といった面持ちで、今の台湾の若者たちが直面している政治的なイシュー、学校や仕事上の問題、LGBT含む恋愛や友情の問題……といったものを読み物記事として載せているのだそうです。


日本でも、二極化というか、ウェブ記事にしてもしっかりとした書き手(肩書がある、ということでは無くてよく原典にあたって研究している人だとか)の書いた長いもののニーズ、しっかりしたものが読みたいという流れというのがあると思っています。


コミュニケーションにしても、情報にしても、この状況下で私たちは一層「文字」経由で取り入れることが増えたかもしれないです。友達とのラインも文字、SNSも文字。youtubeもテレビも、文字が入ってないと情報の補助が足りないと思うほどに。


チャンス、や、ピンチ、といった言葉で終わらせるのが得意ではないので

こういったことをきいて驚いた、こんなふうに考えた、と、つらつら書いてみました。

とりとめなくてすみません。 ではでは

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